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毎年の楽しみ【初山宝林寺秋のお茶会】

こんにちは、直透窯(妻)より、イベントのご報告。

毎年この時期に、お世話になっている初山宝林寺にて、お茶会が開かれます。

茶道・煎茶道の3流派が趣向を凝らしてお客様をおもてなし。

お茶人も、そうでない初心者も、美味しいお菓子めあても(私)、雰囲気で秋を楽しみたい方も、皆様毎年喜んで参加されています。

10月20日、今年も例年のようにたくさんのお客様がお見えになりました。

青宵は傍で茶陶展!ということで新作のお茶道具を中心にうつわの展示をいたしました。

毎年お会いする方には「元気そうね」や「頑張っているね」など声をかけていただいたり、初めましての方にはじっくり説明をして志戸呂焼なるものを知っていただいたり・・・と、嬉しいお話の弾む1日でした。

顔を見に遊びにきてくださったお友達やお馴染みのお客様にも、感謝です。

 

この時期に、陶房の近くの秘密の場所で、山野草を拝借するのが楽しみです。

昨年は杜鵑草(ホトトギス)や竜胆(リンドウ)が楚々と咲いていたのが美しかったのですが、今年は気候の関係か竜胆が全くナシ!その代わり、苦いお茶で有名のセンブリ。小さくて可愛らしいお花をたくさんつけて迎えてくれました。

 

展示会では青宵が自作の花入に茶花を生けて、そこから広がるお花の会話も楽しいです。

「これは珍しいお花ね!」「このお花は何ていうの?」

お茶の先生方に聞いたり、聞かれたり。

 

お花の命を大切にして、生ける分を上手に山から拝借するのも腕の見せどころです!

お花屋さんに並ぶお花たちも素敵ですが、山野草の控えめにそっと咲いている美しさは、私たち日本人にぴったりだな、と思います。